一般的な対面レッスンを基軸としながら、よりデジタル化を図った教材、自宅でも活用できるアプリ、いざという時のリモートレッスン、とご自分のライフスタイルや好みに応じた活用でレッスンを展開できます。これらは皆、レッスンを通して今の自分よりも、ギター・ウクレレ・音楽のレベルを上げたい、またそれによってまだ見ぬ景色を見出したい、そんなあなたの極めてパーソナルな音楽指向に対して、いかに対応するかというところから生まれたシステムなのです。ですので、ジャンルやスタイル、あるいは楽器にさえ、既成概念や一般常識に遠慮することなく、どのような音楽、どのように音楽したいのか仰ってください☆

発表会などやはり実際に演奏する機会を得て初めて音楽を実践したという位置に立ちますので、言わばペーパードライバーが実道に出て運転を開始したということになります。これは大切なことです。しかし、やりっ放しというのももったいない。そこで当教室ではきっかけこそ感染予防対策だったのですが「収録配信型発表会」というものを行っております。個人の演奏から全員による大合奏まで動画配信が可能な時代。しっかり記録と記憶に残しましょう。もちろん、晴れ姿のみを(^^♪

まだまだいろはを覚えた程度で自信のない方も、参加することに意義を置いた「BigBand」というフォーマットを準備しております。大合奏の一部になって細かいことは気にせずとにかく生きた音楽の中に身を投じることのできる環境です。様々なレベルのパートで編成するのが常であり、どなたにでも楽団員になれるというイメージです。毎年、リアルとリモートで演奏のチャンスがあります。

自分の普段の生活や人生の時間に対して、音楽する時間を、別物（何かとても特殊な時間である）として扱ってはいないでしょうか？

人が生きている中に知らぬ間に音楽によって生かされ助けられ、また音楽を介して自分が成長しあるいは誰かの役に立つ・・・それが本来音楽というものが存在する意味なのではないでしょうか。ある映画を思い出します。そこでは、自分の音楽的成功のために友を犠牲にする人物像と、音楽よりも家族を選択をした人物像とが対比されていました。その主人公は結果的に音楽の力を活かして一家を救うのですが・・・。

ある意味で音楽をする時間が特別な時間になってしまうことは当然かもしれませんが、あなた自身の人生やあなたの生活と切りはなした結果、スイッチを入れて気合を入れないと始められないという遠い存在にしてしまわないように・・・。「人に聞かせるまでの準備期間がもっと必要だから」と言っていったい何年かけるおつもりですか？これは音楽があなたの中で特別扱いされ過ぎた結果生まれる価値観ではないでしょうか。空気と同じように私たちは音楽の恩恵を気づかない間に呼吸して生きているということを考えてみてください。だから等身大の、自分の今に相応しい形で音楽を生き、そしてそれを活用して何かを成し、またそこから学び、また伝える。そういう取り組みそのものに価値を見出したいものです。

令和１年度（２０１９年）時点では、普通にいわゆる「月謝袋」を作って生徒さん一人一人の名前を書いて・・・という事務作業を行っていながらそのことに対して不便だとか何か問題があるかとか一切考えることもありませんでした。コロナ禍で非接触型の決済方法という発想からオンライン化を進め月謝袋は完全撤廃、やってみると生徒講師双方に一定の利便性が感じられる意義ある変革になりました。２０２１年現在、森充ギター教室の決済方法は①楽天銀行②クレジットカード③北國銀行の３つです（ごく一部「キャッシュレスレス」もいらっしゃるのですが、その場合は年払いをお願いしています）。

この「緊急事態宣言」は全国の学校が休校となる前代未聞の状況でした。経済活動がストップし、私どもを含め各業界大きな打撃を受けました。

その当時、リアル教室に在籍されている生徒会員さまにリモートレッスン（WherebyまたはZoom使用）への切り替えをお願いしたところ、快く受け入れて挑戦してくださる方がほとんどでした。おかげで教室休館時のオンラインのみで対応していた時期を中心にリモート対応できる方の数が全体の８８．９％まで達しました。もう一つの勤務先である某大手楽器店でも緊急事態宣言中は店舗のあるショッピングモール自体が休館になるなどリアルレッスンが出来なくなった時期がありました。それ以降、Zoomでのレッスン対応が開始されましたが、こちらはリモート化はほとんど進みませんでした（在籍生全体のわずか１割程度）。

部分的に取り入れてはいたものの、入会届など事務的な書類はペーパーで手書きで・・・という古い慣例を見直すこともなくおりました。コロナを期として様々な仕事がオンライン化する流れの中で、当教室としても無駄な人力業務をやめ、事務的な仕事のオンライン化を進めています。一つ一つは小さなことかもしれませんが、これも音楽自体やそのサービスに、より集中したいと考えてのうえです。